高価な化粧品は成分はもちろん、使っているだけでも美意識が上がってきますよね。
でも奮発して買ったもののもったいないからと言って、少量ずつちびちびと使ってしまったり、継続して使い続けるのが難しいなと感じた方はいませんか?
もちろん成分や効果効能は値段に比例する部分もありますが、美肌をつくる上で一番大切なことは毎日のお手入れ方法です。
そこでエステサロンオーナーとして働いていた私が、お金をかけなくても美肌を作る毎日の生活術をコッソリ紹介します。日頃のお手入れを意識するだけで、お肌はグンと生まれ変わりますよ。
美肌に欠かせない重要な要素

まずはじめに、肌が美しいってどんな状態なのか?美肌の3つの条件を紹介します。
しっとりと潤いがあること
水分が十分に保たれている肌はやわらかさがあり、お肌全体をパッと明るく見せてくれます。
水分のない肌は例えるなら「砂漠」のような状態。乾燥していることで肌がくすんで見えたり、毛穴が目立つようになってきます。さらに、紫外線の影響も受けやすく、シミ・シワの原因にも…。
美肌を作る最大のカギは「保湿」です。
肌に潤いがあるだけで、肌が自らの環境をよりよく保ち、美しくあろうとする力を優しく後押ししてくれるので肌トラブルも防げます。
ハリ・弾力がある
触れるとピン!と押し返すような弾力を感じられる肌は、若々しく健康的な印象を与えます。
肌のハリや弾力を生み出すには、4つの成分が欠かせません。
・肌の強度を保つ「コラーゲン」
・弾力や柔軟性を維持する「エラスチン」
・うるおいを保つ「ヒアルロン酸」
・コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出す「線維芽細胞」
しかし、加齢や紫外線のダメージ、糖化などによってこれらの成分は減少していきます。そうなると肌の弾力が失われ、顔に影ができたり老けた印象にも…。
ハリ・弾力は健康的で美しい素肌に欠かせない要素のひとつです。
血色がよく透明感があること
自然な血色でクリアな肌は、新陳代謝がよく肌の生まれ変わりが順調なサインです。
肌の生まれ変わりは、自分の年齢×1.5 ~2(日)が目安だと言われています。
この周期が年齢やストレスなどで乱れてくると、本来ならアカとなって落ちるべき古い角質が肌表面に残っていることになり、キメの粗さやくすみの原因に。
肌の新陳代謝が活発で、古い細胞と新しい細胞が順調に入れ替わっているとイキイキとした肌を保ちます。
美肌を作る生活術

美は1日にしてならず。
元サロンオーナーの私が、お客様にも口を酸っぱくして伝え続けてきた「美肌を育てるポイント」を紹介していきます。
クレンジング、洗顔
クレンジング・洗顔でのポイントは「肌をこすらないこと」
メイクを落とそうとついゴシゴシしてしまいがちですが、そうすると肌に細かい傷がたくさんついて乾燥や小ジワの原因に。クレンジングはメイクの油分を浮き上がらせる程度でOKです。
洗顔は肌に残った余分な汚れを洗い流す役割があります。細かい泡のクッションを指先で感じながら、やさしく肌表面の汚れを洗い流していきましょう。
スキンケア
肌に潤いを与え、やわらかく透明感のある肌作りにはたっぷりの「保湿」が必要です。保湿が不十分だとシミ・シワなど全ての老化の原因に…。
朝は日中の乾燥や紫外線などの刺激から肌を守るために、夜は日中の疲れを癒し美肌を育てるために、たっぷりの化粧水と乳液で保湿していきましょう。
お手入れの最後、ハンドプレスをしたときに肌がもちっと手に吸い付く状態が、肌内部まで化粧水・乳液が浸透されたサインです◎
紫外線対策
1年365日、家の中でも紫外線ケアをすることが美肌作りの基本。
紫外線は外だけでなく窓ガラスも通り抜け、知らず知らずのうちに紫外線を浴びていることがあります。
日焼け止めを選ぶ基準としては、日常生活なら[SPF10〜20、PA +〜PA ++]でOK。あまり数値が高すぎるものは肌に負担がかかったり、乾燥しやすかったりもするからです。
生活レベルにあった日焼け止めを選び、紫外線からくるシミやたるみ、メラニンを日頃から防ぐことがポイントです。
まとめ

美肌作りで最も大切なことは、「保湿」と「紫外線対策」です。
毎日のダメージから肌を守り、保湿で肌内部までしっかりと潤いがあることで、肌本来の美しくあろうとする力が発揮されます。
毎日のほんの少しの意識や努力で10年後、20年後の肌に違いが出てきます。未来の自分が楽しみになるように、毎日のお手入れもぜひ変化を感じながら実践してみてくださいね。