朝起きるのが辛いのは低血圧だから。昔からだからしょうがないと当たり前になっていませんか?
その原因、実は糖質の多い食事です。
今回は睡眠の質が上がり朝の目覚めもスッキリする良い睡眠を促す糖質の摂り方を紹介します。
朝が辛い理由は低血圧ではない
起きぬけに頭がボーっとする、身体が重いと感じるのは低血圧だからではなく眠りが浅く、睡眠の質が下がっているから。
幾つか理由がありますが中でも多いのが夕食の糖質過多。夜に糖質を多く摂ると就寝中に血糖値が大きく変動して眠りを浅くする夜間低血糖が起こる事で睡眠の質が下がってしまう。
これが朝が辛くなる主な理由です。
就寝中の歯ぎしり、歯の食いしばりは糖質の摂り過ぎが原因
夜間低血糖が起こると私達の身体は血糖値を下げようとアドレナリンやコルチゾールと言った覚醒作用のホルモンが多く分泌される事で就寝中でも交感神経が優位になり、そのストレスから歯ぎしりや歯の食い縛りが起こります。
起床時に首や肩が凝る、あごの下が痛いと感じていたら就寝中に歯ぎしりや歯を食い縛っている可能性があります。
糖質・カフェインの摂り過ぎが不眠を招いている

夜のカフェイン?と思うかもしれませんがカフェインの覚醒作用は摂取時から6~8時間続く為、14時以降にコーヒー・緑茶の他、チョコレートを摂ると睡眠の質の低下に繋がります。
15時にカフェインを摂ると23時まで覚醒作用が続く上、夜に糖質を多く摂る事で覚醒作用と夜間低血糖による交感神経の働きで眠りが浅くなってしまいます。
低糖質の食事はダイエットだけでなく不眠にも良い
深く眠る条件で一番重要なポイントは入眠~就寝3時間の眠りが深くなる事。その鍵を握るのが血糖値です。
低血糖の食事は血糖値が上がりにくくなる為、血糖値を下げようとするアドレナリン・コルチゾールの過剰分泌を抑え、深くしっかりと眠る事が出来ます。
糖質の完全カットは返ってNG。量だけをコントロールする
糖質を完全にカットしようと夕食に野菜やタンパク質ばかりを摂るケースが多く見られますが消化に時間が掛かります。消化が遅いと睡眠中に内臓が休まらない為に返って眠りが浅くなります。
また糖質を控え過ぎると腹持ちが悪くなる事で中途覚醒の元に。
深く眠る為には糖質カットよりコントロールが鍵となります。
ぐっすり眠る為の糖質コントロールは夜だけでも効果的
普段、私達が手にする食物や手軽に摂取できるメニューは炭水化物などの糖質量の高い物が多いのではないでしょうか?
一日全てをコントロールする事は難しい上、ストレスになります。
糖質の摂取量が最も睡眠に関わってくるのは夕食メニューですのでまずは夜だけコントロールから始めるようにしてみましょう。
ヘルシーなイメージが一変。実は糖質が多い食物はこの3つ

その3点はヘルシーでダイエット中に選ぶ事も多い春雨、鍋やサラダの具でおなじみのマロニー、便秘効果が高いと言われるキャベツです。
春雨
100gあたり19.1g
ダイエットで取り入れやすいスープには約25g含まれ、調味料に糖類を含む事で糖質が多くなります。
マロニー
100gあたり14.5g春雨とほぼ同量。
春雨と同様、主な原材料がでんぷんだからです。
キャベツ
4分の1カットで6.5g
野菜の中でも糖質が多く含まれている為、どうしても食べたい時は朝食かランチで摂る事をおすすめします。
夕食におすすめ。低糖質で消化の良いレシピ
白菜と絹豆腐のかき玉スープ
白菜の芯を水から火をかけ、フツフツとしてきたら白菜の葉の部分と手でちぎった絹豆腐を入れて白だしで味を整え、最後にかき混ぜた卵を入れて完成。
低糖質、お腹に程よく溜まる、消化も良く家にある材料で手軽に作れます。
以上でお伝えした様に朝の辛さは午後からのカフェインと夕食が原因である事が多いです。
その理由から食生活で改善が出来る上、長年悩んでいた朝の辛さを改善できる予兆もあります。
まずは夕食の見直しから始めてみましょう。