シナモン水は水にシナモン粉末を溶かしただけというシンプルなダイエットデトックスウォーター。誰でも簡単に作れる手軽さと、韓国の格闘家キム・ドンキョンさんの痩せるならシナモン水という発言もあって韓国内で話題になりました。今回はシナモン水の作り方から、飲み方、その効果について徹底的にお伝えします。ぜひダイエットの参考にしてみてくださいね。
シナモン水は格闘家の体重調節の秘訣!
出典:韓国MBC 「ラジオスター」
シナモン水が話題になったのは、2018年に韓国MBCで放送された「ラジオスター」というテレビ番組からです。
韓国のUFC格闘家キム・ドンヒョンさんが出演し、その時に試合前の体重調節の秘訣をいくつか披露しました。その時に紹介されたのが「シナモン水」です。
1年経った今でも、動画投稿サイトでは「シナモン水ダイエット」の報告動画やS N Sでの報告などもいくつか挙げられており、シナモン水の流行がうかがえるほどなんです
シナモン水の作り方・飲み方

シナモン水のために用意するものは2つだけ。
・水500ml
・シナモン粉末 スプーン1/3杯
ペットボトルの水にシナモン粉末を入れてよく混ぜ合わせるだけで完成!とっても簡単ですね。
シナモンの粉末は製菓用で販売されているもので大丈夫ですが、ダイエット用にシナモン粉末が販売されているので、そちらを利用してもOKです。
シナモン水は空腹時に飲むとさらに効果的
とくに決まった飲み方はなく、水の代わりとして、のどが渇いたときなどの水分補給時などに飲むとよいといわれています。
ダイエットとしてシナモン水を取り入れたいときは、空腹時にシナモン水を飲むと効果的。キム・ドンヒョンさんいわく「ほのかな甘さが空腹感をまぎらわせてくれる」とのことです。
シナモン水の効果と摂取時に気をつけること

シナモン水は材料も入手しやすく、手軽に作れる反面、飲み過ぎには気をつけなければならないなどの摂取時の注意点があります。
シナモンは血糖値を落ち着かせる効果が期待できる
お菓子や料理などに昔から使われてきたスパイス、シナモン。シナモンには体を温める効果があるとされています。冷え性の方はシナモン水ではなく、シナモンティーとして温かくして摂取するとさらなる効果が期待できそうですね。
さらに、シナモンには血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できるとの研究結果が発表されています。
とくに糖分とシナモンを一緒に摂取した場合に急激な血糖上昇が抑えられるとされています。急激な血糖上昇はダイエット時にも大きく影響を与えるため、シナモン水を取り入れればダイエットのサポートに役立ちそうです。
シナモンの過剰摂取は肝臓に負担あり
実は、シナモンに含まれる「クマリン」という香り成分の過剰摂取が肝臓に害を与える可能性があるとの報告が!
ドイツのBfR(ドイツ連邦リスクアセスメント研究所)では、体重1kgに対してクマリンの1日の許容量は0.1mgとされています。
日本の厚生労働省からもシナモンの摂取しすぎによる健康被害が問題になるとして、平成16年国民栄養調査の食品群別栄養素等摂取量で「香辛料・その他」の項目でカシア(シナモン)の1日当たり摂取量は0.2gとされているんです。
実はシナモンは2種類あり、薄い樹皮の「セイロンシナモン」と、漢方薬の桂皮としても使用される厚い樹皮が特徴的な「カシア」に分かれます。
クマリンの含有量は、「セイロンシナモン」よりも「カシア」のほうが圧倒的に多いです。さらにカシアの産地によってクマリンの含有量も変わります。
よく流通しているの「がベトナム産カシア」と「中国産カシア」ですが、クマリン含有量は「ベトナム産カシア」のほうが多く含まれています。
1日のシナモン許容量に換算すると以下の通りです。
・セイロンシナモン:364.58g/日(クマリン0.0027mg/日)
・ベトナム産カシア:1.53g/日(クマリン1.09mg/日)
・中国産カシア:8.62g/日(クマリン0.12g/日)
シナモン水を摂取するにあたって、必ず1日の許容量を超えないように注意してくださいね。
まとめ

シナモン水は格闘家が愛飲するダイエットウォーター。空腹を紛らわせる効果や血糖値を抑える効果が期待できるためダイエットサポートに役立ちそうですが、飲み過ぎは厳禁!
肝臓の負担を考えて、必ずシナモンの1日許容量を守って摂取したいですね。