ダイエットにタブーなパスタやオイルで減量しませんか?レンメダイエットはパスタやこってり料理が大好きなダイエッターに吉報となるダイエット法です!今まで厳しい食事制限や運動で挫折していた方でも、レンメダイエットなら苦戦もなし。
しかも野菜や果物はNGという、前代未聞のダイエット法として興味津々です。果たして減量の秘訣はどこにあるのか、早速レンメダイエットの詳しい特徴をここでお伝えします!
レンメダイエットとは?

イタリア人薬剤師アルベリコ・レンメによって考案された、レンメダイエットの主な概要をまとめました。他のダイエット法とは大きく異なる特徴があります。
パスタを無制限に食べられる
炭水化物の一つであるパスタは、一般的な低糖ダイエットにはおすすめでない食品です。しかしパスタは他の炭水化物であるパンや精白米などと比べGIが低く、ダイエット食品としてレンメダイエットでは制限なく推奨されています。
またパスタはしっかり噛んで食べる必要があるので、満腹感をさらにもたらし食べ過ぎを抑えられるのもメリットです。血糖値の上昇も抑えられ、脂肪を蓄積するインスリンの過剰分泌も避けられます。
野菜・果物・塩は控える
代表的なダイエット食品である野菜や果物ですが、レンメダイエットでは大部分がタブーです。野菜には食べ合わせが悪いものがあり消化吸収を妨げるほか、摂取カロリーが不足しては逆に体が脂肪を溜め込んでしまいます。さらに芋類やカボチャなど、糖質が高い野菜があるので低糖を重要視するレンメダイエットには向いていません。
また果物には糖が含まれているので、少なからず血糖値を上昇させる原因に。とりわけバナナやリンゴなど糖質が高いので、ダイエット効果を下げてしまいます。
また調味料である塩には糖質がありません。しかし塩を摂取すると、体が濃度を薄めようと水分を蓄積してしまいます。そうなるとリンパの流れが悪くなってデトックスできなかったり、代謝が悪くなったりしてはダイエットを阻害する原因になってしまうのです。
カロリー制限がない
レンメダイエットでは糖質の高い食品や、脂肪燃焼を妨げる食べ合わせを避けることに重点を置いています。そのため摂取カロリーに制限はありません。
しかしいくらカロリー制限がないといっても、食べ過ぎは肥満の原因になります。摂取可能な食品でバランスよくメニューを作りながら、お腹が空かない程度に食べるのがダイエット成功のコツです。
タンパク質と脂質をメインに摂取
レンメダイエットではダイエットの大敵とされている、バターや揚げ物も摂取できます。コクのある料理を味わいながら減量できるので、料理のレパートリーも広がるでしょう。また肉や魚をメインに摂取しながらエネルギーも得られるので、ハツラツとしたダイエットが可能です。
もちろんバターやラードなどは飽和脂肪酸なので、過剰摂取をするとコレステロールを増やす原因になります。しかしレンメダイエットでは違った視点で捉えており、むしろ好意的に勧めています。
レンメ博士によると、脂肪の根本的な原因は糖質にあることをアピール。しかしなぜ脂質を摂取しても太らないと確信できるのか、次の項目でその理由に迫ってみましょう。
レンメダイエットで脂質を勧める理由

ダイエットのNG食品であるバターなどの脂質が、レンメダイエットで許可されている理由に触れてみましょう。血糖値上昇の面では心配のない脂質ですが、コレステロールが気になるところです。
飽和脂肪酸は体内に吸収されにくい
一般的に脂質は体に吸収されにくいので、糖質と同じ量で摂取しても脂肪になりにくいです。さらにバターやロース肉など飽和脂肪酸が多い食品は、オリーブオイルなどの不飽和脂肪酸よりも吸収率が下がるので、レンメダイエットでは食べて良い食品となるのでしょう。
消化に時間がかかり満腹感を与える
脂質は12時間かけてゆっくりと消化し始めるので、満腹感が持続します。一方炭水化物は比較的消化や代謝が早いので、空腹になりやすく頻繁に食べてしまいがち。
結果として血糖値が上昇しては、インスリンも多く分泌されるので肥満になってしまいます。一般的に太る食品と考えられている揚げ物でも、実はダイエットサポート食品なのです。
中鎖脂肪酸は脂肪燃焼を促進
飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸は、消化吸収が良く効率よく脂肪を代謝してくれます。さらにケトン体を増やすので、食べても太りにくい体質になれるのです。中鎖脂肪酸はココナッツオイルに多く含まれていますが、脂肪を増やす長鎖脂肪酸も含んでいます。
そこでしっかりダイエット食品として利用するためにも、中鎖脂肪酸を60%以上含むココナッツオイルを選ぶことがポイント。もちろん他の脂肪酸をため込まないためにも、大さじ1杯に抑えましょう。
レンメダイエットで食べる食品と控える食品

レンメダイエットで食べられる食品は個性的です。ここで食べて良い食品と控える食品をまとめました。
食べて良い食品
- パスタ
- 肉類
- 魚類
- 卵
- 植物オイル
- バター
- レモン
- ニンニク
- 胡椒
- 唐辛子
- ハーブ類
- コーヒー
- お茶類
- 水
炭水化物はパスタに限定されており、パスタソースは基本的にハーブなどの調味料で作ることになります。また唐辛子を加えることで、含まれるカプサイシンにより脂肪燃焼もアップ!
また飲み物はあくまでもノンシュガーが基本です。
控える食品
- ご飯
- パン類
- お菓子
- スナック菓子
- 加糖飲料
- 砂糖
- 野菜
- 果物
- 牛乳
- ヨーグルト
- チーズ
- お酢
- 塩
糖質の高い食品を全面的に控えます。乳製品には脂質やタンパク質が含まれていますが食べ合わせが悪いことが多いため、レンメダイエットではおすすめではありません。
レンメダイエットの正しいやり方

しっかりレンメダイエットで目標体重に達成するためにも、ここで正しい方法をチェックしましょう。
2つのフェーズに分けて行う
フェーズ1
フェーズ1では理想体重になるまで続けます。大幅な減量が期待できますが、急激に体重を落とすのは体に負担をかけるので焦らずに行いましょう。
理想体重は低体重ではなく、身長とプロポーションの取れた体重のことを意味します。ゲッソリ不健康に痩せるのでなく、メリハリあるボディになれます。理想体重は以下のサイトで計算しましょう。
フェーズ2
フェーズ2は3ヶ月続け、2週間目からは野菜や果物、乳製品などを取り入れます。この時期はフェーズ1で得た理想体重維持が目的なので、低糖食品を選んで食べましょう。
また3週間目からはパンやソーセージなどの導入も可能です。あくまでも少しずつ導入しながら体重をコントロールし、自分にとってどの食品が体重維持にベストなのか見極めていきます。
食事の時間帯を守る
レンメダイエットでは食事時間がダイエットのカギとなります。普段ライフスタイルが不規則であるとフォローが難しいこともありますが、規則正しい食生活に改善するチャンスです。毎日5回の食事を以下の時間帯で摂取します。
- 朝食…8時までに食べる
- おやつ…10時〜11時
- 昼食…12時〜14時
- おやつ…16〜17時
- 夜食…19時〜20時
レンメダイエットのメニュー例

レンメダイエットはのメニュー作りは簡単です。カロリー制限もないので、1日5回の食事が短時間で出来上がります。
朝食
- スパゲッティバジルソース和え
- コーヒー
おやつ
- スライスレモン入り紅茶
昼食
- 鮭のバター焼き
- コーヒー
おやつ
- スライスレモン入り紅茶
夜食
- 鶏肉のグリル焼き
- ハーブティー
レンメダイエットの効果アップ法

レンメダイエットの基本的なやり方を知ったあとは、効果アップのコツを押さえましょう。
パスタと脂質を一緒に食べない
摂取できる食品だけでなく、食事メニューも個性的なレンメダイエットです。食事ごとにパスタか脂質のいずれかを取り入れます。別々に食べることで肥満の原因となる間違った食べ合わせを避けるのが目的です。
レンメダイエットでいくら食べて良い食品でも、食べ合わせが悪いと消化が悪くなります。結果として栄養を吸収できなくなり、代謝も低下することに。肉や魚は良質なタンパク質を含んでおり、パスタの良いサイドメニューになります。しかしダイエット効果を上げるためにも1品ずつ摂取しましょう。
パスタを朝食に食べる
パスタを朝食に食べることで、糖をエネルギーとして消費できます。脂肪として蓄積されにくくなり、むしろ活動源としてパワーアップしてくれるでしょう。
満腹感も維持しやすいので、午前中にハードな作業があるときや、おやつが食べにくい場合にも良いサポートとなります。
不飽和脂肪酸を摂取する
バターなどの脂質を摂取ができるレンメダイエットですが、あらゆる調理に使用するとコレステロールを増やしてしまします。そこで効率よくレンメダイエットを行うには、コレステロールを抑える不飽和脂肪酸がおすすめです。不飽和脂肪酸を含むオイルや食品は以下のようなものがあります。
- オリーブオイル
- アボカドオイル
- コーン油
- 紅花油
- アマニ油
- 青魚
とりわけ青魚やアマニ油にはオメガ3系の多価不飽和脂肪酸を含んでおり、悪玉コレステロールを下げてくれます。またオリーブオイルの栄養を丸ごと摂取するためにも、肉や魚を炒めるのでなく生でかけて食べましょう。
ベジタリアンレンメダイエットを代用
赤身肉の脂肪に含まれる飽和脂肪酸やバターなどには、コレステロールを増やす飽和脂肪酸を多く含んでいます。そこでおすすめしたいのがベジタリアンレンメダイエットです。ベジタリアンレンメダイエットでは肉や魚の代わりに、植物性タンパク質を含む野菜をたっぷり摂取します。
ベジタリアンレンメダイエットはフェーズ2で切り替えられ、コレステロールを気にせずに理想体重維持するもう一つのレンメダイエット法です。無駄な脂質を増やさず血糖値も安定することで、効率良いダイエットができます。
レンメダイエットのメリット&デメリット

レンメダイエットにあるメリットとデメリットをそれぞれピックアップしました。自分に合ったダイエット法となるかチェックしましょう。
レンメダイエットのメリット
- 減量しやすい
- パスタが食べられる
- 揚げ物が食べられる
- エネルギー不足になりにくい
- カロリー制限がない
- セルライトの軽減
- 規則正しい食生活になる
- 消化吸収が良くなる
- 血糖値が安定する
- 2型糖尿病の予防
血糖値の上昇やインスリンを抑制することで、大幅なダイエットが期待できます。また1食1品ずつ食べることで消化吸収が良くなり、さらに代謝が高まり脂肪燃焼もバッチリです。
レンメダイエットのデメリット
- 食事時間が決まっている
- メニューがワンパターンになりがち
- コクがあるが味が薄い
- 腎臓に負担をかける
- めまいが起こる
タンパク質を多めに摂取するので、普段より腎臓に負担がかかりやすいです。腎臓機能を正常に維持して毒素をしっかり排泄するためにも、タンパク質の過剰摂取は避けましょう。
レンメダイエットに向いている人

レンメダイエットは以下の方に向いています。自分の体調を事前にチェックして、健やかに減量しましょう。
- 大幅なダイエットがしたい
- 時間に融通が利く生活をしている
- 規則正しい食生活に改善したい
- 同じようなメニューでも飽きない
- 血糖値が気になる
- 腎臓・肝臓に疾患がない
- 低血糖でない
- 低血圧でない
- 妊娠中・授乳中でない
パスタや肉などの摂取ができますが、野菜や果物をカットするので栄養が偏りやすいです。またタンパク質に食事が偏ったりするため、腎臓などの疾患がない健康な人に向いています。
レンメダイエットのQ&A

レンメダイエットをする前や最中に、気になる質問をここで解決しましょう。
Q: どのくらい減量が期待できる?
A: 人によって異なりますが、1ヶ月で10kgの減量も期待できます。続けていくうちにさらなる減量も可能ですが、数字だけにこだわらず体調に合わせながら無理なく継続することが成功につながります。最終的にはいろいろな食品をバランスよく食べながら、理想体重を維持することが目的です。
Q: 低血糖や低血圧になるリスクは?
A: 糖や塩を制限するため、低血糖や低血圧になることがあります。そのリスクを避けるためにも、ステビアなどの天然甘味料や塩を少々加えるのも可能です。1日の塩分摂取量は7gですが、レンメダイエットとして半量以下を摂取すると良いでしょう。大切なことはむくみや腎臓への負担を抑えることです。
Q: どんなパスタでも食べてOK?
A: デュラムセモリナ粉を使用している乾燥パスタがおすすめです。生パスタには卵が入っており栄養価も高いほか、数分で調理できるメリットがあります。しかし小麦粉を使用していることもあり、糖質に注意が必要です。乾燥パスタはスーパーでも手軽に購入できるので、継続もしやすいでしょう。
レンメダイエットで理想体重を制覇!

レンメダイエットは食事と時間に制限がありますが、一定期間を過ぎれば理想体重を制覇できます。効果アップ法も参考にしながら、夢に見ていたボディをゲットしましょう!