今年こそは絶対に痩せるぞ!と一念発起してダイエットを始めたあなた。
最初こそ体重は順調に落ちて体重計に乗るのが楽しみで仕方なかったのに、数か月するとピタッと体重が停滞・・。運動量を増やしても食べる量を減らしても一向に体重が減らない・・。
実は体重が停滞することによってダイエットをやめてしまう人が非常に多いです。
しかし、安心してください。この体重が停滞する現象は誰にでも起きるのです。
今回はこの停滞期の突破方法をいくつかご紹介したいと思います。
体重が停滞するのは防衛本能

体重が停滞する現象はダイエットを経験したことがある人なら一度は経験したことがあるはずです。
なぜなら体重の停滞は人間の体に備わっている防衛本能だからです。
人間の歴史を見ると長い間「飢餓」との戦いでした。体重がどんどん減る状態というのは食べるものがなくて、このままいけば餓死してしまうと体が判断してしまうのです。
そのため体はできるだけエネルギーを消費しないように努めます。筋肉を落として基礎代謝を減らしたり、内臓の活動を落としたりして省エネモードになろうとするのです。
体脂肪が落ちるのは限界ギリギリになってからです。体脂肪は体の中にある最後のエネルギーの貯金なので極力使いたくないわけです。
あなただって収入が極端に少なくなったとしたら、できるだけお金を使わないように節約するでしょう。貯金を切り崩すにしても必要最低限にするはずです。そうしないと破産してしまうからです。
それと同じことが体の中で起こっているのです。このメカニズムは人間なら誰しもが持っている生存本能なのでダイエットをすると必ず経験することなのです。
体重の停滞期を突破する方法4選
体重が落ちなくなった時に突破する方法を4つに分けて紹介します。気になったものを試してみてください。必ず突破口が見えてくるはずです。
1日だけダイエットをやめてみる

一番簡単なのがこの1日だけダイエットをやめてみる方法です。体重が停滞する前までは順調に落ちていたならこちらの方法でまた落ちるはずです。
この方法は「チーティング(ズルするという意味)」と言って、低カロリーに慣れてしまった体にカロリーを大量に入れることによって、停滞期を打破します。
先に説明したように体重が停滞するのは飢餓状態であると体が勘違いしているからです。大量にカロリーを入れてあげることで飢餓状態ではないことを体に教えてあげるわけです。
安心した体は次にカロリーが低くなったとしても停滞せずにダイエットを始めた時と同じように体重を落としはじめます。
ポイントはカロリーは遠慮なく摂ることです。
また太るのが怖いからと言って中途半端に食べると体は飢餓状態を脱したとは思ってくれません。思う存分食べて体を安心させてください。
もちろん思いっきり食べるので体重は一時的には増えてしまいますが、次の日からは体重が落ちていくので、ある程度の期間でチーティングを実施する前の体重に戻ります。
そこからは戻るだけではなく、更に体重は減りますので停滞期は脱出できるはずです。
停滞期が長く続くとストレスになるので、そのストレスを解消するためにもチートデイを設定する意味は大きいです。
注意点としては少し停滞したからと言ってチーティングばかりやっていては体重が減りませんのでチーティングは人にもよりますが、体重の停滞が数週間続くような時だけにしましょう。
同じカロリーでも違うものを食べてみる
人間の体は不思議なもので同じものばかりを食べていると体重が減りにくくなります。外部からの刺激が一定だと体を変化させようとしなくなるのです。
これは筋トレも同じことで、同じトレーニングばかりしていると筋肉が発達しなくなります。食べ物もトレーニングもランダムに変えることで刺激になり、体は変わっていきます。
カロリーを減らさなくてもいいので、食事の内容を変えてみましょう。肉の代わりに魚を食べるとか、ご飯の代わりにパスタにするなどです。
また、炭水化物を減らすことで摂取カロリーを減らしていた人は脂質を減らして摂取カロリーを減らしてみてもいいでしょう。
低炭水化物ダイエットから低脂質ダイエットに切り替えるということです。カロリーが同じでも食事の栄養バランスを変えるだけで体重が落ちることも多いです。カロリーを減らすわけではないので、それほど辛くは感じないはずです。
色々と食事内容を変えて自分に一番合った食事を探すことができれば次にダイエットをする時も簡単に体重を落とすことができるようにもなります。
基礎代謝の計算をやりなおしてみる

基礎代謝は体重の重い人の方が大きいです。
体重100キロの人の基礎代謝はおおよそ2000カロリー程度ですが、70キロの体重の方は基礎代謝が1600キロカロリー程度まで落ちます。(40歳男性の基礎代謝)
ということは・・100キロの時に1600キロカロリー食べていたとしたら痩せますが、70キロになった時に同じ量を食べていたらまったく痩せなくなってしまうわけです。
これは極端な例を挙げましたが、体重が減れば基礎代謝は減るのは間違いありません。
体重が順調に落ちて10キロ以上減ったら一度基礎代謝の計算をしてみると良いでしょう。その計算をもとに食事内容を見直せば再び体重が落ちる可能性は高いです。
長い目で見るようにする
ダイエットは一生ものです。完全にやめて元の生活に戻してしまえば必ずリバウンドをするからです。
たまに「リバウンドをしないダイエット方法ってないの?」と聞いてくる方がいますが、それは存在しません。何も考えずに高カロリーの食事を摂り、運動もまったくしないという生活になれば体重は徐々に増えてしまいます。
一生ものと考えると数週間の停滞期なんてものは気にならなくなります。
長い時間をかけてゆっくりと落とす方がダイエットは辛くないですし、リバウンドもしにくいです。年単位の長い目で見れば停滞期って時期もあるよねと気楽に構えられます。
停滞期は永遠に続くわけではありません。摂取カロリーより消費カロリーが多ければ、一時的に停滞はしてもいずれは痩せていきます。
のんびりとダイエットするのが最も効果的な方法と言えます。
一生辛いことやるの!?と思う方もいるかもしれませんが、一生続けられるくらいのレベルのダイエットをやれば良いのです。
辛いことは人間続けることはできません。辛くなくてむしろ楽しんでできる運動やカロリーが低くてもおいしい食事などを見つけることでダイエットは続けることができるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ダイエットをすると停滞期は必ず来ます。それは人間の防衛本能なので仕方がありません。
しかし、必ず来るとわかっているものなので対策を立てることは可能です。
もっとも効果的なのは短期でダイエットを成功させようと思わずにのんびりと構えることです。その方が最終的にダイエットは成功しやすいと思います。
どうしても期限を決めてやりたい方はチーティング、食事内容の変更などをトライしてみてください。停滞期は諦めなければ必ず突破できます。
頑張ってください!