レモンバーム水は2018年頃から徐々に人気が高くなってきたデトックスウォーター。韓国のテレビ番組内でダイエットに効果的と紹介され、今では韓国のスーパーどこでもレモンバーム粉末が手に入るぐらいメジャーです。そんなレモンバーム水は、一体どんな効果があるのでしょうか?今回は韓国で人気のレモンバーム水の作り方や効果について解説します。
レモンバーム水は健康志向が高い韓国女子に人気
出典:JTBC「おいしい話:ミラクルフード」
レモンバーム水ブームの火付け役となったのは、韓国のテレビの健康番組。
韓国ケーブルテレビJTBCで2019年4月に放送された「おいしい話:ミラクルフード」という番組内で、レモンバームは内臓脂肪の減少を助ける効果があると紹介され、女性たちを中心に大人気となりました。
レモンバーム水の効果とは?
レモンバームには独特のレモンのような香りがありますが、実はレモンの仲間ではなくシソ科のハーブの一種。メリッサとも呼ばれ、ミントの親戚にあたります。
15世紀の医師であり、現代薬学の祖とも呼ばれるパラケルススはレモンバームについて「寿命を延ばす不老長寿の妙薬だ」と述べたとの伝承があるほどです。
そんなレモンバームには、内臓脂肪を減少させる働きのほかに、血糖値の上昇を抑える働きや脳の健康状態を保つ働きがあるとされて、注目を集めているんですよ。
レモンバーム水の作り方・飲み方
出典:JTBC「おいしい話:ミラクルフード」
韓国のレモンバーム水の作り方はとても簡単。
水200mlに対してレモンバームの粉末ティースプーン2杯ほどを溶かしたものがメジャーです。しかし、韓国では簡単にレモンバーム粉末が手に入りますが、日本ではレモンバーム粉末自体が入手困難。
そこで、日本でも手に入りやすいレモンバーム生葉を使ったデトックスウォーターの作り方をご紹介します。
レモンバームデトックスウォーターの作り方
材料
・レモンバーム生葉 5〜6枚
・レモン果汁 小さじ1
・水(炭酸水でも可)200ml
レモンバーム生葉は軽くもんでおくと香りがアップ。それぞれを混ぜ合わせれば出来上がりです。レモンのスライスを一緒に浮かべてもOK。
レモンバームデトックスウォーターの飲み方
決まった飲み方はありませんが、レモンバームは食事の前後に飲むと効果的だといわれています。 なおレモンバームのハーブティーも同様です。
レモンバームがもたらす効能・作用

ハーブティーとしても人気があるレモンバームですが、その効能は多岐にわたります。
・リラックス効果、落ち込んだ気分を和らげる効果
・花粉症の症状を和らげる効果
・消化を助ける効果
・抗菌・抗ウイルス効果で風邪を防ぐ
・血行を促して冷え性を和らげる効果
・ダイエットを助ける効果
レモンバームにはビタミンCをはじめ、ポリフェノールの一種であるカフェ酸、クロロゲン酸、ロスマリン酸、さらに苦味成分でもあるタンニンやフラボノイドも含まれています。
最近、とくに注目されているのがレモンバームのダイエット効果。実はレモンバームに含まれる「ロスマリン酸」が大活躍してくれるからなんです。
レモンバームに含まれる「ロスマリン酸」の効果
出典:JTBC「おいしい話:ミラクルフード」
レモンバームに含まれている主な成分であるロスマリン酸。最近、そのロスマリン酸には筋細胞のエネルギー消費を促進する働きがあるとの研究結果が発表されました。
つまり、レモンバームを摂取した後に運動すれば、さらに消費カロリーをアップしてくれる働きが期待できるのです。
レモンバームは内臓脂肪を減らしたい方に効果的なハーブといわれているので、お腹周りが気になる方にはとくにおすすめしたいところ。
さらにラットを使った研究では、レモンバームに含まれるロスマリン酸が食後の血糖値上昇を抑える働きがあるとの研究結果があります。
急激な血糖値上昇は「血糖値スパイク」といわれ、さまざまな生活習慣病の原因となる可能性が指摘されています。積極的にロスマリン酸を摂取することで、健康面にもプラスになりそうですね。
ダイエットの心強い味方、レモンバーム水
出典:JTBC「おいしい話:ミラクルフード」
レモンバーム水は簡単に作ることができるだけでなく、ダイエットのサポートになるデトックスウォーター。
気をつけてほしいのは、妊娠中はレモンバームの摂取を控えたほうが良いこと。子宮の収縮を促す可能性があるといわれているため、摂取前にはかかりつけの医師に必ず相談してください。
毎日の食事やティータームにレモンバームを取り入れて、ストレスフリーなダイエットを目指しましょう。