東京大学大学院で筋生理学を修了した筆者がボディメイクに適したレシピをご紹介します。本記事は以下のような方々におススメです。
- おつまみが好きだが太りたくない
- アンチエイジングをしたい
- 肌のシミやニキビが気になる
- 魚肉ソーセージダイエットに興味がある
今回は巷で噂の「魚肉ソーセージダイエット」に注目したレシピです。最初に申し上げておくと、魚肉ソーセージを食べ続けると痩せるということはありません。一方で原料が魚なので、体づくりやダイエットに活用する価値は十二分にある食品なのです。
本レシピでは魚肉ソーセージとじゃがいもでジャーマンポテトを作ってみました。
一般的におつまみというと揚げ物など脂っこいものも多いですが、健康的な体づくりを考慮して、できるだけヘルシーなレシピに仕上げました。体づくりと美容の両方に有効なレシピですので、是非お試しください!
魚肉ソーセージはスーパーフード!手軽にダイエットに活用できます!

高たんぱく低カロリーでトレーニング効果を倍増!
魚肉ソーセージはトレーニングをした日の間食としておススメです。その理由は筋肉のもとであるたんぱく質がある程度含まれる(1本で10g近く)ことと、EPA・DHAなどの良質な脂質が摂取できるからです。要するに体づくりに欠かせない成分が多く含まれています(何より安いです)。
もちろん脂質や炭水化物も含まれる以上、魚肉ソーセージを食べ続ければダイエットに成功するという話ではありません。どんな食品でも食べ過ぎてしまうと、肥満に近づくことは事実です。
しかしながら、市販のスナック菓子やおつまみを食べるくらいならば、魚肉ソーセージを食べたほうが栄養バランスの観点で、はるかにヘルシーだと言えます。加えてたんぱく質が豊富ですし、あっさりした味付けなので気軽に食べることができます。
野菜と合わせると更にヘルシーに!美肌を手に入れよう!
魚肉ソーセージに野菜を合わせることで更にヘルシーな料理にすることができます。魚肉ソーセージにはビタミンなどの必須栄養素はあまり含まれていないので、それを野菜の栄養で補うのです。そこで今回はじゃがいもを合わせてみました。
実はじゃがいもにはビタミンCが多く含まれており、女性の美容に欠かせないアンチエイジング効果があるのです。具体的には以下のような効果があります。
- 肌のシミを防ぐ
- ニキビを防ぐ
順番に解説します。まず肌のシミはメラニンが原因です。本来メラニンは紫外線の刺激から肌を守るという重要な役割を担っているのですが、過剰に生成されると肌のシミとして沈着してしまいます。ビタミンCはこのメラニンの生成を抑制してくれるのでシミが増えにくくなるという仕組みです。
次にニキビについてですが、ビタミンCをとると皮脂の過剰分泌が抑えられます。そもそもニキビができるのは、皮脂をエサとするアクネ菌の発生が原因なのですが、ビタミンCが皮脂そのものを減らすことによって肌環境が改善するのです。
ビタミンCが豊富なじゃがいもを食べて、健康な肌を手に入れましょう!それではレシピに移ります。
美味しいのにダイエットにも使える魚肉ソーセージレシピ!食べ応えも十分!

材料
- 魚肉ソーセージ…1本(70g)
- じゃがいも…小さいサイズ2個
- バター…20g
- ニンニク…1かけ
- 塩コショウ…少々
- パセリ…少々
作り方
①お好みの大きさに切ったジャガイモにラップをかけて電子レンジで加熱します。600ワットで1分30秒が目安です。お持ちの電子レンジに根菜調理ボタンがあればそれを押すのが一番手軽かと思います。また、加熱中に魚肉ソーセージとニンニクをカットしておくと時間の節約になります。ニンニクはスライスにして、魚肉ソーセージは斜めに切ると見栄えが良くなります。
※ジャガイモの芽には毒があるので、しっかりとくりぬいてから調理してください。

②フライパンを弱火で熱して、スライスしたニンニクと魚肉ソーセージを入れます。じっくりと3分~5分ほど炒めてください。こうすることでニンニクの香りをしっかり出し、同時にバターの旨味を魚肉ソーセージになじませることができます。

③ソーセージに軽い焦げ目がついたころにじゃがいもを加えます。じゃがいもはレンジでの加熱によって十分に柔らかくなっているので、表面に焦げ目がついて茶色っぽくなるまで炒めるだけで大丈夫です。時間にして3分ほどかと思います。

④パセリを加えて、軽く混ぜます。

⑤器に盛って完成です。

栄養成分
- エネルギー…424kcal
- たんぱく質…9.6g
- 脂質…22.9g
- 炭水化物…45.1g
まとめ
市販のおつまみやスナック菓子は一般的に高カロリーの割に体づくりに必要な栄養素が少ないです。その上、脂肪分は高いので、結果的に肥満の原因になる可能性があります。その点、魚肉ソーセージは例えば普通のウィンナーに比べても脂質が少ないですし、一定のたんぱく質を含みます。更に野菜と合わせて調理すれば健康的なおつまみに変身させることもできます。是非とも本レシピをお試しください!
※今回のレシピではバターを使っていますが、徹底的に脂質をカットしたい方はバターの量を減らしたりしてお好みの栄養バランスに調整してみてください。