東京大学大学院で筋生理学を修了した筆者がボディメイクに適したレシピをご紹介します。本記事は以下のような思いを持った方におススメです。
- ボディメイクして引き締まった体を手に入れたい
- 肌荒れのない綺麗な顔になりたい
このような要望にお応えするべく今回選んだ食材が白ネギと豚肉です。これらを食べることで体づくりに必要なたんぱく質と美肌成分の両方を確保できます。一般的に美肌になるための食材と言えばトマト等の緑黄色野菜だというイメージがあるかもしれませんが、実は白ネギや豚肉にも十分な効果があることがわかっているのです。
なお、お鍋1つでできる簡単レシピですので料理が苦手な方でも超簡単にマネすることができます。是非ご参考ください。
ビタミンAとたんぱく質の力で肌が綺麗になるレシピ!

白ネギが肌荒れを改善する3つの理由
白ネギには肌をきれいにする効果が期待できます。その理由は以下の3つの栄養成分を含んでいるからです。
①ビタミン
②アリシン
③食物繊維
1つずつ解説していきます。
まずビタミンですが、白ネギにはビタミンAが含まれています。ビタミンAはきれいな肌には欠かすことができません。なぜならば、ビタミンAは肌のターンオーバーを整える効果を持つからです。仮にこのターンオーバーが停滞してしまうと、乾燥肌になってしまったり、肌にメラニンがたまってしまい、そのままシミとして定着してしまう…等々肌に悪い影響を与えるのです。こういった事態を防ぐためにもビタミンAを含む野菜は意識的に食べるようにしましょう。
次にアリシンです。ニンニクなどにも多く含まれている成分ですが、実は肌を老化させる活性酸素を除去する働きがあります。また、血行を促進する作用があるので、体を温めて免疫を高めたり、体内にたまった疲労物質を素早く分解するのを助けてくれます。肌の健康だけでなく、広い意味で健康に良いので積極的に摂取していきましょう。
最後に食物繊維です。食物繊維をとると腸内環境が整いますが、これが美肌に繋がるのです。要するに、腸内環境が整うことで各種栄養素の吸収が良くなるのです。例えば、上にあげたビタミンやアリシンは健康な腸があって初めて十分に吸収されます。逆に腸内環境が整わないまま栄養素だけをとっても美肌効果が半減してしまいますので、本レシピの白ネギでもいいですし、キャベツでもいいので、食物繊維が豊富な食材は意識的に摂取してみてください。※海藻類、豆類、キノコ類にも多く含まれます。
豚肩ロースのたんぱく質で美ボディを実現!肌にも筋肉にも良い!
豚肉は体づくりに役立つ食材です。なぜならばたんぱく質を豊富に含んでいるからです。具体的には100g当たりで30gのたんぱく質をとることができます。トレーニングをする方々が筋肉を増やすためのたんぱく質摂取量(1日)の目安が、自分の体重×2gですので、それに合わせて豚肉の量を変えてみるのも良いと思います。
また、豚肉は筋肉を増やすだけでなく肌の健康にも良いことが知られています。その理由は肉類の中でも特にビタミンB1を多く含むからです。ビタミンB1は上述のビタミンAと同じく肌のターンオーバーを正常化する機能もありますし、たんぱく質の吸収力を高める働きもあるのです。筋肉と肌のために豚肉は積極的に食べてみましょう。
お鍋1つでOKの超簡単レシピ!

材料
- そば(冷凍・ゆで等)…180g
- 白ネギ…1本
- 豚肩ロース…100g
- だし汁(めんつゆ)…500ml (※濃縮タイプやストレートタイプで濃度が異なるので、お好みの濃さになるように水で調整してください)
- 温泉たまご…1個
- 一味唐辛子…少々
作り方
①白ネギを斜め細切りにして、小皿に取っておきます。

②豚肉を火が通るまでしっかりと炒めます。温度は中火です。この時サラダ油を使っても良いですが、豚肉自体が脂分を含むのでそのまま炒めてしまっても焦げ付いたりはしません。

③だし汁(めんつゆ)を加え、ひと煮立ちさせます。煮込みすぎると豚肉が固くなるので注意してください。

④そばを加えて、同じくひと煮立ちさせてください。

⑤ネギの辛みの苦手な方は出来上がり直前に鍋に白ネギを入れてください。熱が加わることでネギの甘みが引き出されます。

⑥器によそって、温泉卵を落とし、七味をふったら完成です。

栄養成分
- エネルギー:625kcal
- たんぱく質:35.7g
- 脂質:26.9g
- 炭水化物:53.9g(食物繊維は4.9g)
まとめ
女性が美ボディを実現するためにはたんぱく質を摂取するだけでなく、肌に良い栄養成分を確保する必要があります。白ネギはありふれた食材ではありますが、その健康効果は折り紙付きですので、肉や魚などのメイン食材と合わせて活用するのが良いかと思います。本レシピで美ボディを実現させてください!