体を鍛えている人なら、一度は「下半身が鍛えられない」と悩んだことがあるでしょう。
実際、筆者も筋トレを始めたころは、なかなか下半身が鍛えられませんでした。
上半身ばかりがパンプアップされ、ひどくバランスの悪い体型になっていました。
しかしスライドボード(ファイティングロ―ド)をメニューに取り入れてからは、かなり下半身が鍛えられるように。
本記事では、スライドボードの特徴や使い方などについて、詳しく解説します。
スライドボードの基礎情報
メーカー名:ファイティングロード
サイズ:ヨコ180cm、タテ50cm
価格:6,472円(税別)
効果:下半身のパンプアップ、体幹強化、有酸素運動
付属のレッグカバーは、使い続けているとツルツルになってしまいます。
消耗品と割り切ったほうがいいです。
スライドボード(ファイティングロード製)を使うメリット

ファイティングロード製のスライドボードを使用している中で感じた利点は、正直いくつもあります。
主なものを挙げるとすれば、以下の4点です。
手軽な下半身強化
やはりウェイトトレーニングなどと違い、手軽に下半身を強化できるのは大きかったです。
使い始めた当時はウェイトマシンの使い方をよくわかっていなかったので、効果が得られませんでした。
しかしスライドボードでは、比較的簡単に効果が得られました。
始めて使ったあと、ガチガチの筋肉痛になったことを憶えています。
見た目以上に足への負荷が大きいです。
そして太腿からふくらはぎまで、その効果は及んでいます。
とはいえ、スピードスケートをやっているかのような爽快感があるので、使っていて楽しいです。
やる前から憂鬱な気分にならずに済みます。
ある程度の体幹強化
体幹を強化する効果もあるようです。
実際スライドボードを使用してから、バランスボールが上手く使えるようになりました。
スライドボードひとつでは心もとないので、他の体幹強化法と組み合わせるとよいでしょう。
脂肪燃焼も期待できる
実際に乗ってみるとわかりますが、ランニングと同等もしくはそれ以上に、息が切れます。
つまり有酸素運動ですね。
したがって脂肪燃焼の効果も期待できます。
ウェイトトレーニングと脂肪燃焼は本来両立しづらいものですが、スライドボードなら簡単に実現できます。
ウェイトとランニングを分けるのが面倒だ、という人にもおすすめですね。
キツい日の下半身トレに向く
個人的な利用方法として、前回のダメージが回復しきっていないと感じるとき、スライドボードを積極的に使っています。
スライドの回数やセット数をおさえれば、ちょうどいい具合の負荷でまとめられます。
スライドボード(ファイティングロード製)による、おすすめのトレーニング方法
(出典元:ファイティングロード)
スライドボードは単純な構造ですが、実践できるトレーニング方法は幅広いです。
筆者が好んで取り組んでいる、スライドボードを使ったトレーニング方法について紹介します。
左右へのスライド
スライドボードにおける、もっとも基本的な動作です。
スピードスケートのように、左右へ足を、交互に蹴り出します。
臀部、太腿、ふくらはぎ各所へ、バランスよく負荷がかかります。
やってみると分かりますが、想像以上に負荷は大きいです。
まずはふくらはぎがキツくなり、回数を重ねると太腿と臀部にまで効き目がおよびます。スライドボード一種目で3か所鍛えられるのは、とてもありがたいです。
片足ずつ蹴り出す
スライドボードの長い辺に対して平行の姿勢となり、両手をつきます。
そして左右の足を交互に蹴りだす、という方法です。
左右へスライドするよりも、さらにふくらはぎへの負荷が大きくなります。
ふくらはぎを重点的に鍛えたいときは、この方法が役に立つでしょう。
ただし太腿や臀部への負荷はやや小さくなる感じがするので、場面ごとに使い分ける必要はあります。
その他
ファイティングロードとしては、「両足を揃えて胸によせる」という使い方もおすすめだそうです。
多少時間は掛かりますが、体幹を鍛える効果がもっとも高いトレーニング方法です。
筆者はあまり好んで実践しませんが、体幹強化を求める人には、うってつけの方法でしょう。
まとめ

スライドボードは、あまり着目されることはないですが、想像以上に効果的なトレーニングを実践できます。
特にやり始めたころは、見た目以上の苦しさを感じて驚くことでしょう。
30回も左右にスライドしていれば、相当な筋肉痛が訪れます。
もちろんオーバーワークをケアする必要はありますが、難易度の高い下半身トレが簡単にできるのは魅力的。
体幹強化法や有酸素運動としての側面もあるので、幅広いニーズに応えられるアイテムです。