背中の筋肉を鍛えよう!なんて思う人は少数派かもしれません。なぜなら鏡で自分自身を映す場合、ほとんどは正面の姿しか見ないためです。
しかし実際人に見られるのは正面より後姿の方が多いくらいです。
背中は年齢を表すと言います。背中をきちんと鍛えて適度な筋肉があると若々しく見えるのです。
今回紹介する「チンニングバー」は背中を鍛えるための筋トレグッズです。少しでも興味ある方は是非読みすすめてください。
チンニングバーとは
チンニングバーとは文字通り「チンニング(懸垂)」をするための「バー(棒)」のことを指します。
チンニングは自重(自分の体重)を利用した筋トレですが、腕立て伏せや腹筋など他の自重トレーニングと異なりぶら下がることができないと行うことができません。
なのでまったく器具がゼロでは行うことができないのです。
高鉄棒がある公園に行くという手もありますが、家で行うのであればチンニングバーは必須のアイテムなのです。
チンニングの効果

チンニングは先に触れたように「背中」を鍛える筋トレ種目の一つです。
ほとんどの人が学生時代に体育の授業などで経験があると思います。
なので初心者向けのトレーニングと勘違いしている人も多いかもしれませんが、実はチンニングはかなり強度の高い筋トレ種目です。
むしろ初心者には強度が高すぎて、きちんとしたフォームで行うと1回もできないという方がほとんどでしょう。
中級者~上級者向けのトレーニングと言った方が良いかもしれませんが、その分強度が高いので背中を鍛える効果はバッチリです。
背中の筋肉である「広背筋」を鍛えることができるので、逆三角形の体を手に入れることができますし、広背筋が大きくなることで腹筋が細く見える効果も期待できます。
要するにボディラインが非常にかっこよくなるのです。
女性の場合もウエストが細く見えるのは嬉しい効果ではないでしょうか。
また上腕二頭筋(力こぶ)の部分も鍛えることができるので引き締まった腕を手に入れることもできます。
チンニングは自分の体重を負荷とした自重トレーニングなので体重の重い男性は重い負荷でトレーニングができますし、体重の軽い女性は軽い強度でトレーニングができます。
軽い強度で筋トレを行えば、それほど筋肉が太くなる心配もないので、女性も安心してできる筋トレの一つと言えるでしょう。
チンニングバーの種類
出典:Amazon
チンニングバーにはドア枠などに自分で設置するタイプのものとぶら下がり健康器のように大型の器具タイプのものがあります。
ドア枠に設置するタイプのものはバー単体をドアの上部に設置して利用します。
簡単に設置ができますが、強度に少し不安を感じる方もいるでしょう。
きちんと設置すれば落ちることはまずありませんが、いい加減に設置をすると突然落ちてくる恐れもありますので注意が必要です。
きちんと設置したと思っていても設置しているドアの付近の建付けが悪いとぶら下がっている時に外れる可能性もゼロではありません。
大型タイプのものは強度が強く、チンニング以外のトレーニグもできるので場所さえ確保できればこちらがおすすめです。
ただし、かなり場所を取ってしまうのでスペースの節約をしたい方はドア枠に設置のものが良いでしょう。
まずはドア枠のタイプのものを購入して、ドア枠タイプのものに不満があれば大型タイプのものを検討するのが良いでしょう。
チンニングバーを購入する際のポイント

チンニングバーを購入する際にチェックしたいのは第一に「耐荷重」です。
自分の体重があまり重くない場合でも耐荷重が大きいものを選ぶのをおすすめします。
耐荷重があまり大きくないものを選ぶとチンニングをしていても何となく不安で、トレーニングに集中できません。
集中できなければ当然トレーニングの効果も薄くなります。
ドア枠タイプのものは安全のために安全ストッパーがあるものを購入することをおすすめします。
ただし、安全ストッパーがあるタイプのものは安全ストッパーを付ける手間が増えますし、ドアの枠の部分にアタッチメントが常に設置されているのでインテリア的に微妙と思う人もいるかもしれません。
そのあたりは自分の好みですが、基本的には安全第一に考えましょう。
大型タイプのもの耐荷重が大きくてパイプが太いものを選ぶと良いでしょう。
ネットで購入する際には必ず口コミを参考にして「安定している」という口コミが多いものを購入してください。
チンニングバーでのトレーニングの注意点
チンニングは強度の高いトレーニングなので、筋トレをまったくしたことがない人が行うと1回もできないです。
無理にやろうとすると反動を使ったり、腕をまったく伸ばさずに行って、背中ではない部分に刺激が入ってしまい、どこのトレーニングかわからないことになってしまいます。
もしチンニングを1回もできないという方は「斜め懸垂」をすると良いでしょう。
ドア枠に設置するタイプのチンニングバーなら胸の高さにバーを設置して、斜め懸垂を行ってください。
やり方は学生の頃にやったことがあると思いますが、念のために説明をすると両足を地面につけて両手でバーを肩幅に持ちます。
体全体を一直線にした状態でスタート。
腕を曲げて胸をバーに触れるくらいに近づけます。
その後に腕をゆっくりと伸ばします。
それを繰り返すのが斜め懸垂です。
まずはこちらを行って背中に刺激が入る感覚を養いましょう。(肩甲骨がきちんと動いているかどうかがポイントになります)
慣れてきて物足りなくなってからチンニングを行っても遅くはありません。
筋トレはフォームが非常に大事です。
鍛えたい部分にきちんと刺激が入っている筋トレが良いトレーニングなのです。回数や重さは関係ないのです。
まとめ
チンニングは上級者になっても行う人も多い背中に非常に効果的な自重トレーニングです。
最初はなかなか回数はできないと思いますが、できるようになればカッコイイ背中はすぐそこです。
背中は体の中で最も大きい筋肉の一つなので鍛えることで太りにくい体質になることもできます。
背中を制するものを筋トレを制す!背中を鍛えて若返ってください。